乳癌の放射線治療とは

病巣に放射線を照射することによって、ガン細胞を攻撃し、増殖を防ぐことができます。ただし、照射した範囲にのみ効果を及ぼす局所療法ですので、他の部位に転移が生じている場合には、当たっていない部分の治療にはなりません。

単独で用いる場合だけではなく、他の治療法と併用することもあります。たとえば、乳癌の手術に放射線治療を合わせることによって、再発のリスクを減らすことができます。特に、部分切除の場合には局所再発が2割から3割の方に現れるとされていますが、放射線の照射を術後に用いることによって、そのリスクを10分の1程度に軽減することができるとされています。

他にも、乳癌が転移した部位の治療に放射線療法を用いることがあります。たとえば、骨や脳がそれに該当します。また、局所再発の際に使われることもあります。

放射線治療の方法

腕を上げた状態でX線を照射します。一般的には、週に5回のペースで、計25回照射することになります。治療中には痛みがあるわけではありませんので、安心してください。1回につき要する時間は数分程度です。

放射線治療の副作用

放射線の照射はがん細胞だけではなく、正常細胞にも及びます。そのため、副作用が生じることになります。そのため、できるだけピンポイントで狙いを定めることによって、負担を軽減することができます。

副作用は治療中に生じるものと、数ヶ月や数年といった時間が経過してから起こるものがあります。

まずは乳癌に放射線治療を行っている時期に見られる副作用として、皮膚炎や白血球の減少、食欲不振、体の重苦しさやだるさがあります。皮膚炎とは、日焼けに似た状態で、照射を受けている部分が赤くなります。終了時からその後半月ほどがピークになり、時間の経過と共に回復していきます。ひどい時には薬を用いることがありますが、一般的にはそのままで元通りになります。

時間が経過してから起こる副作用としては、腕のむくみや肺炎、新機能障害、発熱、肋骨といったものがあります。

副作用が激しい場合には、必ず医師に相談しましょう。一般的には自然に回復するものであっても、場合によっては処置が必要な場合もあります。

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